闇金被害 なぜ闇金は逮捕されないのか?

なぜ闇金は逮捕されないのか?

 

なぜ闇金は逮捕されないのか?

闇金は言うまでも無く違法な業者ですから、仮に警察署に言って「実は闇金をやってるんです」と言おうものならばすぐに逮捕を見据えた調査が入ることでしょう。

 

その通りで間違いないと判断できる材料があればその場で即座に逮捕されるでしょうが、しかし現実を見ると今でも何百社という闇金業者が活動をしています。

 

そうした状況を見て「なぜ逮捕されないのか」という疑問を持つ人は少なくありません。ではどうして違法なのに逮捕されないのかと言うと、まず最初の理由となるのが優先度が低いことです。

 

殺人などの凶悪犯であれば逮捕しないことには今後の社会の安全にかかわりますから、警察は動ける人員を大量に動かしてでもすぐに見つけようとすることでしょう。しかし闇金は消費者にお金を貸しているだけであって、利用していない人に対して危害を加えることはありません。

 

犯罪であることが事実であっても利用しなければ何もしないという前提がある以上、そうした業者を摘発するために貴重な人員を割くのは難しいという事情があります。そもそも大っぴらには広告も出しておらず頭の回る業者であれば足がつかないように立ちまわっていますから、警察が摘発すると成るとほとんど情報が無い所から探りを入れてじっくりと見つけなくてはなりません。

 

仮に1週間で1社摘発できたとしても全ての業者を逮捕するまでには何年もかかる上、どんどん新しい業者が生まれてくるわけですから対処をする優先度が低くなってしまうのです。また最近だと弁護士が通報をしないという傾向もあります。

 

これは問題であると言われればその通りなのですが、弁護士は社会の安全を守る職業ではなく依頼人の利益を守る職業です。正直なところ闇金との交渉の中では「返済を無しにしてくれるなら通報はしない」といった条件を提示することも多いですし、何より逮捕されてしまうと依頼人がこれまで支払ったお金を取り返すことが出来なくなってしまいます。

 

依頼人が「お金は返ってこなくても良いから逮捕してほしい」と希望したのであれば弁護士はそれを請け負ってくれるでしょうが、実際には業者が逮捕されるよりも失ったお金を取り戻すことを優先する人の方が遥かに多いです。

 

もちろんそれが悪いとは言えないでしょう。もともとは自業自得であったとしても、失ったものを取り戻したいという欲求は極めて強い物です。そうしたニーズがあるからこそ、弁護士も違法業者を積極的に通報せず、結果として摘発が進まない状況が作られているわけです。

 

最後に

 

さて、ではこういった状況を解決するにはどうすれば良いのかと言うと、やはり一番良いのは弁護士と警察が密接な協力体制を築き上げることでしょう。

 

闇金関連の依頼が来たのならばそれを警察に伝え、警察はその内容を聞いて迅速に逮捕の手はずを整えるといった体制を作ることが出来れば摘発はもっとハイペースで進む可能性が高いです。ただそれでも撲滅には長い時間がかかりますから、まだしばらく現状維持が続くと見て良いでしょう。